りゅうこつの隔離病棟

言いたいことは全部言っちゃう

りゅうこつと大阪 後編:あいりん地区とドヤ宿と飛田新地編

こんにちは、りゅうこつです。

 前回のブログ(前編:地下のポルノ映画館編)では、大阪の新世界周辺での出来事について語ったが、今回はタイトルにもある通り、かの有名な「あいりん地区」での出来事である。

 

前回の仕事ついでの大阪旅行から数年後、私は無職になっていた。

なぜ無職になったとかそういう事についてはまた別の機会に文章にしたいと思うが、ともかく前回とは時代設定が変わっているということを理解していただきたい。

無職というのにもいろいろあると思うが、当時の無職具合というのは完全に引きこもりニートと同じ生活習慣であり、自堕落な日々を過ごしていた。

そんななか、なぜ大阪旅行を敢行したかいうと、第一は平沢進のライブチケットが大阪公演分しか買えなかった点、もう一つはせっかく無職なら無職っぽさを最も体感できる場所、(つまりあいりん地区)へ行きたかったからである。

 

簡単に「あいりん地区」について説明すると、大阪市西成区の北部に存在し、日本のスラム街と呼ばれ、日雇い労働者やホームレスが集まる街、である。あいりん地区は有名なので、詳しく知りたければ私の浅知恵よりもgoogle検索をおすすめする。

 

まずは大阪救霊会館がお出迎え

かくして、あいりん地区の最寄り駅の一つ、動物公園前駅に到着した。ここから少し歩くとあいりん地区へ着くわけだが、既に「大阪救霊会館」という怪しい宗教施設がそびえ立っている。

 

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壁には刺激の強い啓蒙イラストや、埋め込まれる形でブラウン管テレビが多数配置されており、あまりの荘厳で神聖な雰囲気にものすごく帰りたくなってきた。

現在は何も放映されていなかったが、最盛期はこのテレビに宗教的映像がけたたましく流れていたかと思うと、その光景が見られないことがあまりにも惜しい…

 

あいりん地区のドヤ宿探し

間もなくあいりん地区と呼ばれるエリアに到着したが、見たところゴミもそれほど落ちておらず、ちっともスラム街のイメージと一致しない。新宿や渋谷の方がはるかに不潔に見える。最近はこのような街も改善されてきたと聞くし、かつてのあいりん地区など幻想なのだろうか。

 

そんなことを考えていると、向かいからワンカップ大関を持ったおじいさんがフラフラと歩いてくる。昼間からワンカップ大関をもった浮浪者に出会うことも充分にそれっぽいが、そのワンカップ大関はマッコリのように白濁していた

※あいりん地区の自動販売機は激安な代わりに、ほとんどの飲み物は賞味期限が切れている。日本酒はそう簡単には変色しないはずだが、前述のようにこの地区の人々の一部は白濁した熟成ワンカップ大関を飲んでいるのだ。

そしてもうしばらくすると、意識が朦朧として虚空を見つめ、連れのおじさんに肩を借りながらフラフラと歩いている女性がいる。そしてなぜか別のおじいさんが後ろから延々と罵声を浴びせている。そう、私はあいりん地区に足を踏み入れたのである。

 

目的地についたからには、まずはドヤを探すところから始めなければならない。「ドヤ」とは、日雇い労働者によく利用される激安の宿である。なぜドヤと呼ばれるかというと、あまりに汚く狭く設備も整っていないことから、「宿(ヤド)未満」という意味を込めてドヤと呼ぶらしい。

そして、あいりん地区といえば日本有数のドヤ街らしい。ドヤに泊まらなければあいりん地区を観光したとは言えないだろう。クリープのないコーヒー状態だ。

 

目星をつけていた宿が満室だったりしたが、最終的には「緑風荘」という一泊1000円の宿に決定した。私があらゆるドヤ宿レビューサイトで下調べした感じでは、一泊の料金が1500円前後のものはドヤとは呼べない、普通のキレイな宿になってしまい、逆に500円前後になると布団のシーツが全く洗われていなかったり大量のゴキブリと共存しなければならない宿になるらしい。つまり、1000円が初心者向けかつそこそこ雰囲気の楽しめるドヤ宿だという結論だ。

 

早速借りた部屋を確認すると、予想とバッチリ一致したちょうどいい汚さの宿を引き当てたことにホッとした。布団のシーツは見たところ清潔そうだし、なぜかカーテンが異様に汚れている点と、床に敷かれていたビニール製のゴザをめくると畳が何かの色素で真っ黒だった点以外は許容範囲である。

 

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まだ言っていなかったかもしれないが、私はそこそこ潔癖症であり、布団が汚かったら本当にアウトだったため、みなさんが思っているより緊張していたのだ。ちなみに就寝時は長袖長ズボンを着用したまま、備え付けの枕は使用せず、自分のバッグを枕にするというほとんど肌を触れないという潔癖スタイルで過ごした。

 

宿を探すなか、ネットでは有名な「三角公園」や「四角公園」を拝見することができた。この公園にはホームレスの棲家が多く存在し、廃材を利用した家屋がいい雰囲気を放っている。また、三角公園は運がいいと社会派浮浪者系ロックバンドが荒々しいコンサートを開く可能性もあるらしく、私は見られなかったが、もしこのあたりを通りかかる事がある時は注目していただきたい。

 

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冒涜の都、飛田新地へ!

日も暮れようとして、早速夜の探索の時間である。このあいりん地区のすぐ側にはこれまた一部で有名な飛田新地が存在する。飛田新地とは日本最後の遊郭と呼ばれ、提灯にライトアップされた小さな料亭がずらりと立ち並ぶ町並みであり、その玄関には妖しい美女と、呼び込みのオバチャン。つまり、不埒な男性が気に入った美女をしばしの時間買うのである。

 

そんな非日常を見物せんと宿を出ると、意識の朦朧とした女性が道路に倒れている!そしてそれを揺り起こそうとするおじさんと、延々と罵声を浴びせ続けるおじいさん…

ってこれ着いてすぐの時に見た3人じゃねえか!ゆうに3時間は経っているのに延々と罵声を浴び続けていたのか…!?ともかく、警察署も目の前だし、余計な心配をせずに飛田新地へと向かった。

 

飛田新地は噂に違わず、非常に興奮する光景だった。ライトアップされた若い女性は皆かわいいし、スタイルも抜群。そしてオバチャンの調子のいい呼び込み。この女性が全員(金さえあれば)好きなようにできると考えるとまさに楽園だろう。

載せる画像が無いのが惜しいが、この界隈は全面的に撮影禁止であり、撮影がバレるとカメラを叩き壊されるらしい。行く予定の人はご注意を。

 

ちなみに、風俗レポを期待しているのなら、残念ながら的外れだ。そもそも、このような形で女性を売り買いするというのは、この男女平等の時代、性への冒涜も甚だしい!そして私は現在無職なのだ。無職なら無職らしく、省エネのためにできるだけ身動きせずに過ごすべきだ。つまり、ここは見物だけにして、大人しく宿へと戻らなければならない。

 

総括

その後ドヤで一晩過ごし、翌日はスパワールドという巨大浴場テーマパークを満喫したり、前回とは別のレトロ映画館で任侠モノ映画を見たりと、心ゆくまで大阪を満喫した。細かい部分は端折ったが、個人的には満足の行く旅行に仕上がった。

 

そして、特筆すべきはその旅費の安さである。外国人観光客が増加の一途をたどり、宿泊費もうなぎ登りな昨今、その宿が1000円で済んでしまったのは大きい。改めて交通費を除いた今回の出費を計算してみよう。

 

  • 宿代:1,000円
  • 食事代:合計3,000円程度
  • スパワールド入場料:1,800円
  • 映画チケット代:1,500円
  • 飛田新地での出費:16,000円

合計 2万3千300円!!これは安… あれ?なんか思ったより出費しているような…???

 

まぁ細かいことはいいや。ともかくあいりん地区は退廃的なものが好きな人にはおすすめできる。まぁ、何かあっても責任取らないけどね。それではまたいつか!

 

 

りゅうこつと大阪 前編:地下のポルノ映画館編

こんにちは、りゅうこつです。

 

みなさんは旅行が好きだろうか?海外旅行が好きな人もいると思うが、私は恥ずかしながら海外に行ったことがない。というか、国内旅行すら稀である。なぜなら引きこもりだから、外出自体少ないのだ。まさにハインリッヒの法則

 

くだらない前置きは置いといて、今回の話題はズバリ「大阪旅行」である。最近画像フォルダを整理して古い写真を沢山掘り返したので、その思い出を忘れないうちに文字に起こそうと思った次第だ。

そして、思ったよりも長い文章になったので、前後編に分けた。これは前編の地下のポルノ映画館編である。

 

 エッチなカプセルホテル

私は2度だけ大阪へ行ったことがあるが、一度目は仕事での大阪出張だった。金曜日に仕事があり、その後の土日でゆっくりと大阪を満喫しようという魂胆だ。そしてはじめてのカプセルホテルでの宿泊でもある。このカプセル内のテレビやラジオのインターフェースは印象的で、小型テレビが搭載されている点もまるで宇宙船のコックピットのようでワクワクさせてくれる。

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ただし、そんなワクワクもつかの間、実際に泊まるまでは知らなかったが、カプセルホテルの扉は防音性能ゼロの布一枚。何が起こるかと言うと、おっさん達の強烈ないびきがこちらのカプセルにまで響き渡るのだ。しかも、カプセルホテルの構造上、横倒しのカプセルが整然と一部屋に並んでいる状態。そのカプセルの一つ一つから大音量のいびきが吹き出して来るのだから、演奏中のパイプオルガンの中で寝るようなものである。極めつけは、カプセル内の小型テレビでは無料で24時間アダルトビデオが視聴できる状態であり、これでは全く眠くならない。翌日は寝不足状態のフラフラでカプセルホテルを後にした。(え?アダルトビデオのチャンネルにしておくのが悪い?)

 

新世界のレトロなポルノ映画館

大阪といえば新世界。翌日は早速新世界へと歩みを進め、串カツやたこ焼きを食べた。そこで気になるものが一つ…ポルノ映画館である。

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新世界といえば、昔のことはつゆ知らず、現在においては老若男女が行き交う観光地であるが、一歩裏道に踏み出すだけでこんなレトロなポルノ映画感がそびえ立っているとは。

映画館という公共の場で、みんなで席を並べてエッチな映像を見るというのは一体どういう空間なんだろうか?そもそも、レトロな映画館自体にも趣がある。そんな興味本位で、一切の性欲はなかったが、純粋な興味本位で、チケットを購入した。

この映画館ははっきりと入場時間と退場時間が決まっているわけではなく、常に何かの映画を放映しっぱなしにしている状態。階段を降りると真っ暗な空間の中で、古臭いアダルトビデオ映像だけが眩しく光っていた。

少しして目が慣れると、周りにはたくさんの小柄なおじいさんがいたことに気づく。そして意外なことに、少ないながらも40代ぐらいの女性がいる。しかしなぜか皆シートに座ることもなく、柱や壁にもたれながらこっちを見てくる。

まぁ、確かに若い人はあまり足を踏み入れることはないかもなぁと思いながらシートに座ろうとすると、ニコニコしながらおじいさんが私の股間を叩いてくる!若いから完全にからかわれているのである。

 

シートに座ったものの、こんなところでそう何十分もポルノ映画を見る気にはならない。そもそも雰囲気を味わってみたかっただけなので、もう十分お腹いっぱいになってしまった。そう思っていると、隣の席にダンディなコートと帽子を纏ったおじいさんが座ってきた。前述の通り、皆はシートに座らずフラフラしているので、他の席は空きまくっているはずだが、なぜわざわざ隣に?と考えていると、突然揉みしだかれる己の股間!!

 

鈍い私はその時初めて気づいた。ここ発展場だわ!!!

ダンディなおじいさんにはお断りを入れて、慌てて席を立つ。ただ、発展場とわかると逆にもう少し見物したい気持ちになってきた。シアターの横にはタバコ休憩スペースがあるので、なんとなく入ってみると、先程も見たおばさんが一人。ん?よく見たらこの人オカマじゃねえか!どうりでこんな場所に女性がいるのがおかしいと思った!

 

そして退場する時に最も恐ろしい光景を見た。柱によりかかる高身長のオカマ一人に対し、大勢の小柄なおじいさんが群がってなんらかの性的なアクションをしている…

なんかこの構図、雰囲気、どこかで見たことがあるような… たぶん、剣風伝奇ベルセルクだわ。

 

実は、まだこの映画館から逃れることは許されない。建物が地下と地上の2段階に構成されていて、今行ったのは地下ポルノ映画館。通常の映画を放映している地上の映画館もあるのだ。そして入場時にどちらのチケットも買っている。せっかくなら見ておかなければ。

 

そこで「ヒトラー暗殺、13分の誤算」という映画を見た。私はヒトラーが見たかっただけだが、この映画では1秒も出演することはなく、あくまで暗殺者の視点である。そのがっかりを抜きにしても純粋につまらない映画だったが、上映の途中、前の席で二人の男性(片方はオカマ)が服を脱ぎ、なんらかの性的なアクションをし始めている…

 

うーん、大阪は恐ろしいところやね。

 

 

「りゅうこつと大阪」、次回は後編の「あいりん地区とドヤ宿と飛田新地編」に続きます。

 

 

グミレビューその3(カンデミーナ、メントス)

こんにちは、りゅうこつです。

[解説定型文]

実はわたしは以前もブログを書いていて、あまり長続きしなかった。ただその時の記事がもったいなく感じたので、1000字程度にまとめて転載する予定だ。この「りゅうこつグミレビュー」は今後もゆっくり転載するのでよければ読んでいってほしい。

 

グミレビューNo.7「カンデミーナ」

グミにこんなネーミングをつけるのはどうだろう?カンデミーナって・・・
「サカムケア」や「ガスピタン」と同じ雰囲気がする。小林製薬をインスパイアしているに違いない。

 

このグミ、食べて一口目はネーミングの影響もあって「安っぽい味」という感想だが、
食べていくうちにこんなにうまいものは無い!と感じてしまう摩訶不思議なグミだ。
他で食べたことのない、例えるのが難しい味で、「カンデミーナ味」と言うしかない。

 

それでも無理やり例えるなら、「100円均一に売ってる水鉄砲」味だ。
百均に売ってるあの安っぽい水鉄砲のプラスチック。確かに安っぽいけど、
透き通ってて、カラフルで、何ともきれいな素材だ。あれを食べたらこんな味がするだろう。

 

このグミのすごいところが、「カンデミーナ」で検索すると候補に
「カンデミーナ おいしい」と出るところだ。買った人の行動が想像できる。
みんな「なにこのクソみたいなネーミング!?きっとゲロまずいぜ」と言って買っていき、その意外なおいしさに気付く。しかし「このネーミングでおいしいわけがない」と自分の味覚に疑問を感じてネットで客観的な評価を見るというプロセスだろう。

 

こんな百円程度のグミから、現代社会の「過度に他人との違いを嫌う」という側面が垣間見える。
このように、グミを食べることは世界を知るうえで重要な行為なのだ。
変なスウィーツを食う暇があったらグミを食べよ。さすれば道は開かれん。


 

グミレビューNo.8「メントス

メントスってグミか?
違うけど、語らずにはいられない。
とはいっても、素晴らしさについて語りたいんじゃない。
むしろ、そのおいしくなさについてだ。

やたら硬いし、味もほとんどただ甘いだけだ。全然おいしくない。
それだけじゃ買わなければいい話だけど、なぜかメントスは定期的に
買いたくなってしまうのだ!なぜだろう

間違いなく「たまに食べたくなるけど買うと後悔するお菓子ランキング」
No.1だろう。(ちなみに2位はカールで、3位はカルミン

こんなお菓子は21世紀の人類には必要ない。にも関わらずどの
お菓子売り場にも存在する。
おそらく誰もが子供の頃食べたことがあるせいで、親しみが生まれて
しまい、今日まで売れているのだろう。
だがそんな負の連鎖は断ち切るべきだ。これからの時代の子供は、メントス
から守るべきなのだ。全国のお菓子売り場でメントスの販売を禁止せよ!

今度このネタで出馬しようと思う。

グミレビューその2(ハリボーグミ、シゲキックス)

こんにちは、りゅうこつです。

[解説定型文]

実はわたしは以前もブログを書いていて、あまり長続きしなかった。ただその時の記事がもったいなく感じたので、1000字程度にまとめて転載する予定だ。この「りゅうこつグミレビュー」は17個ぐらいあるのでよければ読んでいってほしい。

 

グミレビューNo.3「ハリボーグミ」

海外製のグミはたいてい頭が悪くなりそうな味がするけど、ハリボーは一味違う。
よくコンビニにも売られている、最もポピュラーな海外製のグミかもしれない。
日本のグミはソリッドでケミカル。未来的なフレーバーだけど、ハリボーのグミは
手作りのような、どこか親しみやすい独特の風味がする。コレはこれでいい。

 

それと、パッケージの黄色いクマが笑顔で「Die」と言っているのもおもしろい。
ドイツ語だから、別の意味なんだろうけど。
やたら硬いのも特徴で、これは健康のためにあえて硬くしているらしいよ。

 

まぁ硬いのはそれはそれでおいしいんだけど、ちょっと風味を損なっている気が
しないでもない。硬すぎて味を感じにくいから、やや味が薄く感じたりもする。
でも実は、程よいハリボーも存在するんだよ。

 

ショッピングモールによくある、ぼったくりの量り売りお菓子屋には巨大なグミが
あるけど、あれの一部はハリボーだったりする。そしてこれがうまい。
小粒のハリボーよりやややわらかくて、あのハリボーの味が舌いっぱいに広がる。
個人的にはこっちの方が風味が強くておいしいと思う。ただ、あの値段はぼったくりだ、絶対に。
宝くじが当たったか、貴族の人はぜひ食べてみてほしい。確かなおいしさだ。

 

グミレビューNo.4「シゲキックス

シゲキックスを初めて食べたときの衝撃は忘れられない。はっきりその時の景色を覚えている。


最初の一粒は、友達からもらったものだった。シゲキックスなんて怪しい名前のグミなんて自分じゃ買わない。だから、このおいしさを教えてくれた友達に心から感謝する。
低年齢向けの駄菓子は「超~!」とか「激~!」とかパッケージに書いておきながら、
たいてい大したことは無い。でもシゲキックスは違った。まさにシゲキックスだ。

 

これは本当に超すっぱい。ハズレ入りの駄菓子のハズレよりすっぱい。
だがすっぱさが口から引いた後、程よい甘さと硬いグミが抜群にうまい。
そしてあんまりおいしいから、激烈にすっぱい思いをすることも忘れてもう一粒食べてしまう。罪深いグミだ

 

これは学校祭を楽しく感じるメカニズムを応用して作られている。
学校祭なんて、最中や準備をしている時は忙しくて全然楽しくないけど、
いざ終わってみると「あぁ、楽しかったなぁ」と感じてしまう。それと似ているのだ。

 

一時期この刺激にはまって頻繁に買っていた。だがある時を境に、シャレオツな箱に
ちょちょ、っとだけ高価なグミの入った貴族向けのシゲキックスを販売しだした。
最初は買っていたけど、よく考えたら全然すっぱくないことに気付き、それからシゲキックス自体買うのをやめてしまった。

 

もうシゲキックスは久しく食べていない。最近復刻版のシゲキックスが出ているので気になってはいるが、
やっぱりかなりすっぱいので、いつも結局買わない。食べればおいしいんだけどね。

 

 

グミレビューその1(ひもQ、アンパンマングミ)

こんにちは、りゅうこつです。

実はわたしは以前(大学生の頃)もブログを書いていて、3日坊主とはいかなかったものの、あまり長続きしなかった。ただその時の記事がもったいなく感じたので、1000字程度にまとめて転載する予定だ。これはその記事の主なものの一つ、「りゅうこつグミレビュー」である。17個ぐらいあるのでよければ読んでいってほしい。

 

グミレビューNo.1「ひもQ」

おいみんな、ひもQは知ってるか?これはガチだ。
いつ、どこで、だれが、どのように食べてもうまい。
これを食べたときは人類の進歩を感じた。和食洋食中華なんてもう古い。ひもQだ。
私の少年時代は寝るか、遊ぶか、ひもQだった。思い入れも深い。

 

ただ、ひとつだけ欠点があった。ひもQというだけあって、細長いのだ。
meijiは子供が遊べるように工夫したのだろうけど、いらぬお世話で、
せっかくのグミの食感が細すぎるせいで弱いし、食べづらい。ひも状でさえなければ・・・


これは当時の自分に大きな影響を与えた。ひもQが食べづらいせいで、
世の中決してうまくいくことなど無いと悟ってしまったのだ。

 

「ひもQをカタマリで食べたい…」そんな少年の切な願いが届いたのか、
「アミQ」や「かおQ」といった比較的食べやすいタイプのひもQが発売された。
この頃の事はよく覚えていない。アミQを食べすぎて、中毒症状で意識が常に朦朧としていた。


しかし、結局それらもすぐにお店から消えてしまった。世の中うまくいかない。

 

ひもQが私達に教えてくれた事は大きい。
世の中不条理なことばかりだという事、わずかな希望は私達を苦しめるためにあるということだ。

 

グミレビューNo.2「アンパンマングミ」

多くの人間にとって、初めて食べるグミはこのアンパンマングミだろう。アンパンマンだし。
キャラものといって侮るなかれ、今食べても最高においしい。マジだ。
トレーグミというだけで最高なのに、滑らかなオブラートが張り付いていて、うまさ100倍。いや、600倍ぐらい。

 

味自体には何も文句ない。100点に間違いない。ただ、やたら量が少ない。
一般的な100円グミより若干安いけど、内容量たったの6粒。厚みもない。
一体何にそんなお金をかけているのだろうか・・・オブラート?アンパンマン

 

そして皮肉にもこれは「アンパンマングミ」なのだ。そう、アンパンマンと言えば
お腹が減って動けない餓死寸前の子供に食べ物を与えるヒーローなのだ。
はたしてこのアンパンマングミで子供の腹は膨れるのか?少なくともヒト科動物じゃ無理だろう。

 

天国にいるやなせたかしはどう思っているのだろう。この惨状を。資本主義を。
何が言いたいかって、もっと大きくてオブラートがいっぱいくっついてる
アンパンマングミDX」を発売しろという事だ。
これは使命だ、アンパンマンの名を冠した使命であるのだ。

Appleファンのレビュー記事の異臭

こんにちは、りゅうこつです。

くだらない枕詞ナシに本題に入るけど、皆さんは普段レビューブログって読むだろうか?私はパソコンやマウス・キーボードみたいなデバイスが好きなんだけども、欲しくなるようなグレードのモノはたいてい高価。自分のような薄い給料ではどれもこれも買うというわけにはいかないのである。

 

そこで大変便利なのが前述のレビューブログというわけで、実際に商品に触れた感想を紹介してくれるのは、そう何度も繰り出せない渾身の買い物の参考になる。買い物でいちばん楽しいプロセスかもしれない。

 

電化製品やホビー用品、駄菓子にゲームなどなど、googleをひっくり返せばいくらでもレビューブログは見つかるだろうと思う。ここで語りたいのは、私がよく見るパソコン用品周りのレビューブログについてである。

 

Appleファンのレビュー記事の異臭

いきなり結論から書くとAppleファンの書くレビューはクソッタレである。断っておくと、当然Appleファンのすべてをクソッタレと言っているわけではなくて、あくまで「Appleファンの書くレビュー記事」がクソッタレである。

 

一応解説をするが、「Appleファン」のAppleというのはiPhoneMacintoshを売り、スティーブ・ジョブズがプレゼンしていたあのアップルである。そしてその製品に惚れ込み、たくさん購入しているのがこの記事で言うAppleファンだ。

 

そして、自分が以前ノートパソコンを購入しようとした時、あらゆるパソコンについてのあらゆるレビューブログを読みふけっていたわけだが、その中である特有の周波数の電磁波を放ち、偏頭痛や関節炎を引き起こすのが「Appleファンが書くレビューブログ」というわけだ。

 

Appleファンのレビューブログの特徴

まぁ、実際どんな文体なのかは実際にちょちょっと検索して、レビューブログを見てみれば分かる話だが、忙しい現代人のためにもいくつかのわかりやすい特徴を列挙していきたいと思う。

 

1.とにかく具体性がない

パソコンというのは、見た目も大切だがそれ以上に中身、つまり性能や使い勝手が気になるところである。むしろ、そういった公式サイトでは分かりづらい部分を非公式ブログに求めるべきであろう。カッコイイ画像なら公式サイトにかなわないのだから。

 

その点をAppleファンのレビューブログ(以下りんご記事と呼ぶ)に求めようとすると何ら具体的な数字が出てこないことに気づく。パソコンなのだから、CPUの型番はいくつで何世代、ベンチマークの測定結果、~時間使用したときのCPU温度などなど、具体的な数字で表わせられる重要な情報がたくさんある。ちゃんとしたレビュー記事ではサーモグラフィーでどの部位がどれぐらい熱くなるとか、設備のないブロガーでも実際にPhotoshopに重い処理をさせてその時間を計測するなど、具体的な数字でデータを提供してくれる。

 

しかしりんご記事では「ストレスなく作業できました!」「動作はすごくサクサクって感じです!」「これはまじでやばいです!」という定型文である。こっちは遊びじゃねえんだよ?出せ!ベンチマークスコアを!せめて型番の話ぐらいしろや。

 

これはCPU性能に限らず、ディスプレイの品質でもそんなノリで、しっかりした記事ではディスプレイをキャリブレーション機で測定して、AdobeRGB〇〇%…といったところだが、こちらは「めっちゃきれい!」おわり。実は全部宮川大輔が書いているのかもしれない。

 

2.開封の次の瞬間にはもうシールを貼ってる

これはMac製品のレビューに多い話だ。ご存知の通り、Macパソコンはどれもシンプルで洗練されたデザインをしているが、当然りんごブロガーはこの点を強調してくる。「見てください、この洗練されたシンプル・イズ・ザ・ベストのデザイン!素晴らしいですね…」確かにMacは文句なしにかっこいい…欲しくなってきた…ん?いやなんで既にシール貼ってるの??シンプルイズザベストじゃねえのかよ!

 

これはブロガーに限らないかもしれないが、Mac好きな人はシールも大好き。確かにMacのシンプルな筐体にはシールを貼れる箇所がたくさんあるけど、無用の用って言葉があるでしょ?やめなよ!ジョブズも泣いてるぞ。

 

 まぁシールにもいろいろあるし、ぎっしりとシールを張ってレーシングカーのスポンサーロゴみたいになっているのは少し憧れもする。ただ、やはり許せないのはアームレストにカーボン調や木目のシールを貼るやつである。実用性はあるかもしれないが、見た目はジョブズが化けて出るレベルでクソダサだ。

 

 3.締めの言葉でWindowsディスる

これが起こるのは先ほどとは逆で、Windows機など、Mac製品以外のレビューで起こる現象である。いかにりんご教徒とはいえ、Apple製品のレビュー記事の稼ぎだけでは餓死してしまうため、数的には遥かに多いWindowsパソコンやandroidスマホのレビュー記事も書いているのである。

 

そして、なにかと言いつつも高評価を与えるデバイスも存在する。贔屓にしているメーカー以外の製品もきちんと評価するのは読者としては信頼感が上がるというものだ。しかし、そこで最後まで素直になれないのが彼らの特徴でもある。下記の例は特にMicrosoftの人気パソコンである「surface」のレビューによく見られた言いまわしである。

 

昔使ったWindowsパソコンがひどすぎて失望して以来、ずっとMacを使ってきましたが、これはとっても良くて、久しぶりにWindowsに乗り換えようかななんて思ってきてしまいました!でもやっぱりWindowsの野暮ったい〇〇がどうしても許せない気持ちもするし非常に迷います!」

 

締めの言葉をWindowsディスりでサンドイッチするな!もうMac以外レビューするなお前は!これだからかじりかけりんご教団は…

 

 

おわりに

思ったより長い記事になったけど、いかがだっただろうか?まぁ、パソコンのレビュー記事をあまり見ない人には馴染みがないかもしれないが、今度パソコンを買い換える機会があればぜひ注目してほしい。何の参考にもならないのにくっそ冗長な記事である事にすぐ気づくだろう。それではまたの機会に。