りゅうこつの隔離病棟

言いたいことは全部言っちゃう

詐欺師はこんなに面の皮が厚い

あけましておめでとう!りゅうこつです。今年もよろしくね。

 

今回は、度々登場しているプラズマ社長絡みの話になってしまうのだが、私が大嫌いな人が訴訟を起こされていると言うことで、いてもたってもいられず、お祝いに記事を書こうと思った次第である。

 

さて、まずは簡単に登場人物の3人を紹介したいと思う。

 

某プラズマ療法会社の社長 通称:社長

以前の記事でも何度か登場している、私が文中でプラズマ社長と呼んでいる人物である。

非常に怪しい商売をしているように見えるが、本人はあくまでプラズマが世界を変えると信じており、むしろ筋金入りのお人好しな人物。頻繁に裏切りが発生する業界において、金を貸しては当人に逃げられを繰り返している。

主な事業はプラズマ関連機器の販売だが、他の事業も行っており、今回の騒動はサプリメント事業の話である。

 

経営や工場への手配担当 通称:O氏

元々他の会社で経営を担当していたようだが、新婚で子供が産まれたてだというのにリストラの憂き目に合う。本人曰く、リストラの理由は不明。

気の毒に思った社長が雇い入れ、サプリメント事業に参加。しかし…

 

サプリメント開発者 通称:A氏

冒頭で私が大嫌いな人と言ったその本人である。過去にアメリカでレーベルを起こしたり、海洋研究をしていたり、独特の植物抽出を行えたり、ともかくいろいろな経歴の持ち主。口がうまいが頻繁に嘘をつくため、上記の経歴もどこまで本当か不明だし、各所でトラブルを起こす。というかヤク中であり大麻を職場に持ち込んでいた。社長に取り入りサプリメント開発者として事業に参画したものの…

 

以上のような、火薬のように不安定なメンツが揃った。では本題に入ろう。

 

詐欺サプリ開発者が本当に効く原料を手に入れると…?

 

真偽の程は置いておいて、話半分に聞いてくれれば良いのだが、騒動のそもそもの発端は、あるきっかけで某所にいる研究家が開発した「本当に効くサプリメント原料が手に入ってしまった」事から始まる。

 

ここで言うサプリメントとは、いわゆる「栄養補助食品」である。「医薬品」ではなく、なぜ「食品」とされているかというと、答えは単純明快、「効かないから」

 

もちろん全ての栄養補助食品が効果ゼロとは言えないが、少なくともキチンとした検証はされていない。つまり悪い言い方をすると、「効かなくても買ったやつが悪い」というスタンスだ。効果の責任を負わない代わりに、特定の症状や病気に効くという宣伝文句で売ってはいけないという薬事法による縛りはあるが。

 

もし、あなたがサプリメント開発者だったら、この栄養補助食品というジャンルで、キチンと検証を重ねた上で本当に効果のあるものを売るだろうか?

残念なことだが、少なくとも世間ではそんなやついないのである

登場人物であるO氏やA氏などのサプリメント開発関係者も、もちろん効くサプリメントなど売ったことはなく、いろいろな意味で騙し騙し商売をしている。

 

そんな中、舞い込んできたのが「本当に効くサプリメント原料」だ。サンプルで配ると即座に「本当に効いた!!」という反応が返ってくる。未曾有の体験だったことだろう。

 

そして、その後の彼らの行動は、散々この文章で匂わせていた通り、「これ、パクっちまおう!」となるのである。

 

詐欺師の面の皮の厚さ

 

クソジジイであるA氏は、早い段階から事業に参加していた割にほとんど何もしておらず(でも社長からの月給は50万!射精するだけで年収600万のヤマダさあああん!状態)、唯一の功績は知人のアメリカの会社と提携しサプリメントアメリカ展開のきっかけを作ったことである。

 

しかしそんな中でA氏の妻が末期ガンだと判明。社長から治療費の足しにと100万円を借りながら事業からフェードアウトしてしまう。そしてしばらく後に再びA氏が現れると仰天発言が。

要約すると「プラズマ社長抜きで、今後はアメリカの会社と俺だけでこのサプリ売るから!」という内容だ。確かにきっかけを作ったのはA氏だが、実務は全て社長が行っており、そもそもアメリカの会社もA氏のムチャクチャぶりにイライラしていたところでコレである。社長には治療費まで出してもらったのに…

 

当然アメリカの会社もそんな裏切り発言に乗るわけもなく、速やかにA氏の名は契約書から削除された。当然、射精するだけで年収600万状態だった社長の会社からも解雇。なんと愚かな…

しかしこんな事でへこたれるA氏ではなかった。

 

最強コンビ誕生

 

A氏の得意な事は「口先でテキトーなことを言う」であり、不得意なことは「それ以外の全て」である。つまり、単体で行動する事はできず、必ず他人を巻き込む事になる。

そんな中白羽の矢が立ったのが紹介済みのO氏だ。

 

この時期リストラから拾われたO氏は社長の下で実務をしていたのだが、A氏が悪魔の囁きをした事でコンビによる「パクりサプリメント事業」に動き出す。どいつもこいつも人の恩を忘れすぎだろ

 

その後A氏は「この原料を発明したのは私なんですが…」という嘘の触れ込みで前述の「本当に効く原料」を宣伝して周り、地方の投資家から900万円を集めることに成功。その側について回り、実務を担当していたのはO氏であり、この時点でまだ社長の仕事もしているのである。社長に雇われながらもそのパクり商品を製造しようとしたのだ。

 

しかしA氏の言動のムチャクチャさと、やけにプラズマ社長を貶すことから投資家も疑問に思い始める。

結局その投資家にも社長にもパクり製品である事がバレるのだが、運がいいのか悪いのか、投資家は元ヤクザであり、烈火の如く怒り、A氏の家に乗り込んで暴れ回り、車も担保として奪って行ったのだ。そして詐欺事件として立件する事になる。

 

冒頭で訴訟中と言ったのはこの件である。今回は割愛したが、あらゆる悪事を働いてきたA氏がようやく法によって裁かれようとしているのだ。ああ、めしがうまい

 

とことん愚かな名コンビ

 

詐欺の主犯格はA氏であるのだが、この訴訟にはO氏も立件されている。巻き込まれているようにも見えるが、裏切りにも詐欺にも充分加担しているので妥当だろう。

 

しかし!ここで待ったをかけたのが社長である。O氏は最近子供ができたところ。立件されたら家族が気の毒だということで、元ヤクザと交渉し、O氏を立件しないという話に持っていったのである。いくらなんでもお人好しだ。あまりに裏切られすぎて脳の一部が自殺したのかもしれない。

 

しかも驚くべき事に、社長はO氏を引き続き雇うばかりか、A氏と縁を切るとなるとA氏の元で働いた分の給料が消える事になるが、そのお金を社長が負担するというのだ。

いやいやいや!ありえねー!じゃあ理由は何でもいいから俺に金をくれ!O氏に渡すよりマシだろ!くれくれくれくれくれ

 

…おっと取り乱してしまった。

この破格の条件、もしあなただったらどうするだろうか?私だったら合掌して泣きながら頷きつつ靴にキスをして土下座するし、翌日は頭を丸めて出勤するだろう。

しかしO氏の出した答えは「裏切り続行」だった。

当然その場で社長の申し出を断るわけではなく、ありがとうございます!と言いつつA氏のパクり事業も続行したのである。

放送禁止用語を気軽に使うのは倫理的にも表現の面白さとしてもどうかと思うが、これを「キチ○イ」と言わずしてなんと表現すればよいのだろうか…ともかくキングオブ愚かである。

 

ここまで来ると、以前にO氏がなぜ経営を任されていた会社を突如としてリストラされたのかも想像がつく。横領とかなんかそんなところだろう。こうして見るとA氏とO氏は似たものコンビだし、やはりシンパシーを感じて行動を共にしたのかもしれない。できれば現世に居てほしくないが。

 

そんなこんなでとうとうパクリ製品の製造まで開始してしまったのだが、こんな状態でバレないはずがなく、即座に呼び出しを食らうO氏。

その場には前述のヤクザまがいな投資家もいて、事実確認を迫られる裏切りO氏。

 

話し合いの結果やはりO氏はA氏とともに立件されるという結論になった。あまりにも当然すぎる…

 

ここまで来るとO氏も普段の穏やかさから豹変し、むしろ「(元ヤクザの投資家に)脅されたので立件します!」と開き直り、社長に数日働いた分の請求書を残して帰るという面の厚さである。

 

以上のことは2019年年末の話なので。訴訟がどうなるかは乞うご期待だが、きつーく懲らしめてほしいですね。ほんと。というかA氏死ね

 

最後に

 

ここまで読んで意地悪な人は「その話ってほとんど人から聞いた話だよね?そんな記事でいいの?」と思うかもしれない。

私がこの事件で関与したことといえば、A氏とO氏が作ったパクリ商品のパッケージデザインをしたことである。え?俺も裏切り者?そ、そんなことないですよ…

 

ちなみに言い訳をさせてもらうと、O氏からこの話が来たのだが、詳細は知らされず「社長には話さないでほしい」と言われたのだ。そう、まさかパクリ商品だとは思わなかったのである。当時O氏がこんな人間だとは知らなかったし。まぁ確実に怪しかったけど。

 

社長から最初に「O氏がA氏とパクリ商品を作って起源主張している。訴訟すると思う。」と聞いた時は心底ドキッとしたが「なんて卑劣な奴らなんだ!!許せねぇ!!」とその場をごまかした。

私にとっての問題は、デザインを進めていたもののまだその時点ではデザイン料金をもらっておらず、もし訴訟だなんだとなったら私の請求がウヤムヤになる可能性があったことである。

社長から話を聞いた帰り道で即座に「すみません!すぐお金が必要なので料金をすぐ支払ってください!申し訳ありません!」とO氏へ連絡。幸い支払ってくれたので、支払いを確認した後にO氏が事業を続行していることを社長にチクった。

 

ふぅ~とにかく去年はいろいろ大変だったなぁ。今年は平穏でありますように!

それではまたいつか!