Appleファンのレビュー記事の異臭
こんにちは、りゅうこつです。
くだらない枕詞ナシに本題に入るけど、皆さんは普段レビューブログって読むだろうか?私はパソコンやマウス・キーボードみたいなデバイスが好きなんだけども、欲しくなるようなグレードのモノはたいてい高価。自分のような薄い給料ではどれもこれも買うというわけにはいかないのである。
そこで大変便利なのが前述のレビューブログというわけで、実際に商品に触れた感想を紹介してくれるのは、そう何度も繰り出せない渾身の買い物の参考になる。買い物でいちばん楽しいプロセスかもしれない。
電化製品やホビー用品、駄菓子にゲームなどなど、googleをひっくり返せばいくらでもレビューブログは見つかるだろうと思う。ここで語りたいのは、私がよく見るパソコン用品周りのレビューブログについてである。
Appleファンのレビュー記事の異臭
いきなり結論から書くとAppleファンの書くレビューはクソッタレである。断っておくと、当然Appleファンのすべてをクソッタレと言っているわけではなくて、あくまで「Appleファンの書くレビュー記事」がクソッタレである。
一応解説をするが、「Appleファン」のAppleというのはiPhoneやMacintoshを売り、スティーブ・ジョブズがプレゼンしていたあのアップルである。そしてその製品に惚れ込み、たくさん購入しているのがこの記事で言うAppleファンだ。
そして、自分が以前ノートパソコンを購入しようとした時、あらゆるパソコンについてのあらゆるレビューブログを読みふけっていたわけだが、その中である特有の周波数の電磁波を放ち、偏頭痛や関節炎を引き起こすのが「Appleファンが書くレビューブログ」というわけだ。
Appleファンのレビューブログの特徴
まぁ、実際どんな文体なのかは実際にちょちょっと検索して、レビューブログを見てみれば分かる話だが、忙しい現代人のためにもいくつかのわかりやすい特徴を列挙していきたいと思う。
1.とにかく具体性がない
パソコンというのは、見た目も大切だがそれ以上に中身、つまり性能や使い勝手が気になるところである。むしろ、そういった公式サイトでは分かりづらい部分を非公式ブログに求めるべきであろう。カッコイイ画像なら公式サイトにかなわないのだから。
その点をAppleファンのレビューブログ(以下りんご記事と呼ぶ)に求めようとすると何ら具体的な数字が出てこないことに気づく。パソコンなのだから、CPUの型番はいくつで何世代、ベンチマークの測定結果、~時間使用したときのCPU温度などなど、具体的な数字で表わせられる重要な情報がたくさんある。ちゃんとしたレビュー記事ではサーモグラフィーでどの部位がどれぐらい熱くなるとか、設備のないブロガーでも実際にPhotoshopに重い処理をさせてその時間を計測するなど、具体的な数字でデータを提供してくれる。
しかしりんご記事では「ストレスなく作業できました!」「動作はすごくサクサクって感じです!」「これはまじでやばいです!」という定型文である。こっちは遊びじゃねえんだよ?出せ!ベンチマークスコアを!せめて型番の話ぐらいしろや。
これはCPU性能に限らず、ディスプレイの品質でもそんなノリで、しっかりした記事ではディスプレイをキャリブレーション機で測定して、AdobeRGB〇〇%…といったところだが、こちらは「めっちゃきれい!」おわり。実は全部宮川大輔が書いているのかもしれない。
2.開封の次の瞬間にはもうシールを貼ってる
これはMac製品のレビューに多い話だ。ご存知の通り、Macパソコンはどれもシンプルで洗練されたデザインをしているが、当然りんごブロガーはこの点を強調してくる。「見てください、この洗練されたシンプル・イズ・ザ・ベストのデザイン!素晴らしいですね…」確かにMacは文句なしにかっこいい…欲しくなってきた…ん?いやなんで既にシール貼ってるの??シンプルイズザベストじゃねえのかよ!
これはブロガーに限らないかもしれないが、Mac好きな人はシールも大好き。確かにMacのシンプルな筐体にはシールを貼れる箇所がたくさんあるけど、無用の用って言葉があるでしょ?やめなよ!ジョブズも泣いてるぞ。
まぁシールにもいろいろあるし、ぎっしりとシールを張ってレーシングカーのスポンサーロゴみたいになっているのは少し憧れもする。ただ、やはり許せないのはアームレストにカーボン調や木目のシールを貼るやつである。実用性はあるかもしれないが、見た目はジョブズが化けて出るレベルでクソダサだ。
3.締めの言葉でWindowsをディスる
これが起こるのは先ほどとは逆で、Windows機など、Mac製品以外のレビューで起こる現象である。いかにりんご教徒とはいえ、Apple製品のレビュー記事の稼ぎだけでは餓死してしまうため、数的には遥かに多いWindowsパソコンやandroidスマホのレビュー記事も書いているのである。
そして、なにかと言いつつも高評価を与えるデバイスも存在する。贔屓にしているメーカー以外の製品もきちんと評価するのは読者としては信頼感が上がるというものだ。しかし、そこで最後まで素直になれないのが彼らの特徴でもある。下記の例は特にMicrosoftの人気パソコンである「surface」のレビューによく見られた言いまわしである。
「昔使ったWindowsパソコンがひどすぎて失望して以来、ずっとMacを使ってきましたが、これはとっても良くて、久しぶりにWindowsに乗り換えようかななんて思ってきてしまいました!でもやっぱりWindowsの野暮ったい〇〇がどうしても許せない気持ちもするし非常に迷います!」
締めの言葉をWindowsディスりでサンドイッチするな!もうMac以外レビューするなお前は!これだからかじりかけりんご教団は…
おわりに
思ったより長い記事になったけど、いかがだっただろうか?まぁ、パソコンのレビュー記事をあまり見ない人には馴染みがないかもしれないが、今度パソコンを買い換える機会があればぜひ注目してほしい。何の参考にもならないのにくっそ冗長な記事である事にすぐ気づくだろう。それではまたの機会に。