廃墟探訪in栃木 ウエスタン村編
こんにちは、りゅうこつです。
皆さんは「栃木県(とちぎけん)」を知っているだろうか?知る人ぞ知る地域であり、マニアの間では「ウツノミヤギョーザ」が有名である。しかも、東京都からの距離はウラジオストクよりも近いという、意外に観光しやすい穴場スポットなのだ。
冗談は置いておいて、今回は栃木県に旅行した事を書いていきたいと思う。餃子も食べたし日光東照宮へも行ったが、主な目的は有名な廃墟であるウエスタン村と鬼怒川温泉の廃屋を見物することである。
ウエスタン村とは?
日程の最初の目的地はウエスタン村だ。ネットでは有名であるが、簡単に解説すると、バブル時代に作られたものの経営悪化により廃墟と化した西部劇風テーマパークである。
場所は最寄り駅の新高徳駅から徒歩で15分程度。googleマップでも「ウエスタン村」で検索すればすぐに出てくるのでたどり着くのは簡単だろう。
廃墟と化したテーマパークと聞いて、周りには何もなく人もいないのだろうなと思っていたが、周辺は普通に民家や畑が広がっており、規模的にも「ウエスタン風商店街」と言った塩梅である。
もし赴くなら一つ注意してほしいのは、元テーマパーク周辺にもかかわらず付近に飲食店が少ないことである。道中唯一見つけた店でラーメンを食べたが、フライパンのコゲが大量に浮いた個性的なラーメンだった。
おそらくテーマパーク建設と聞いて浮足立った周辺住民は、ウエスタン村の閉鎖で悲嘆に暮れてしまい、毎日コゲたラーメンや腐った生肉を食っているのだろう。
いよいよウエスタン村に潜入だが、今回のブログは「それしても大丈夫?」と思うような行動があるかも知れない。野暮なことは言わずに読もう!
ウエスタン村の廃墟写真集
ブログを書いたあとに気付いたが、テーマパークと言ってもアトラクションは射的ばっかりだな。まぁ西部劇で他に何をする?と聞かれても、馬で人を引きずり回したり酒場で酒を飲むぐらいしか思いつかないけど。
ぶっちゃけ荒らされすぎてガッカリ
実は、個人的にはウエスタン村はあまりおすすめできない。なぜならあまりに大量に落書きがあって哀愁が失われているし、ウエスタンを演出するはずのアニマトロニクスの人形達が荒らされまくっているからである。
足が踏み入れやすい場所にある人形は、服が脱がされたり顔に落書きされたり、手や頭をもがれて違う場所に放置されていたりやりたい放題されている。
もう一つ残念なのが侵入できる建物が少ないことだ。教会や銀行のような内部が気になる建物も殆どはガッチリ施錠され、前述の荒らしのせいで場所によってはさらに板が打ち付けてあり絶対に入れないようになっている。
廃墟とはいえ、それを幼稚に荒らす人間は腹立たしく感じるものだ。まぁ侵入しといて人のこと言えないけどね
とはいえ、少しは見どころもある。それがこのラシュモア山。近くで見るとなかなかの迫力で、1階部分はステージと広い観客席になっているので、運営していた頃はここで派手なショーが行われていたのだろう。
ここでどんなショーが行われていたか思いを巡らせると、廃れぶりとのギャップでもの悲しい気分にさせてくれる。ちなみに帰り際に見かけた周辺街の横断歩道に、ウエスタン村からの寄贈品の標識を見つけた。これもまた哀愁がある。
そんなこんなで、ちょっと期待はずれだったウエスタン村だったが、後日に行く鬼怒川の廃墟はあまりにも見どころが多く大満足だったので、次のブログでたっぷりと写真を掲載したい。
ちなみにこの見物の後予約しておいたカプセルホテルに泊まったのだが、なぜか朝5時に響き渡る念仏を唱える声。どうやら部屋の誰かが敬虔な(?)仏教徒のようである。
カプセルホテルはドアなど無く音は筒抜けであり、かなりの音量に耐えきれなくなって注意しに行くことにした。
そこで見たのはこの宗教的なタスキを掛けた男である。怖すぎて撮影してしまった。
ちなみに外で唱えてくれと注意したらそそくさとベランダに出ていってくれた。過激派ではなかったのが幸いである。
みなさんもカプセルホテルに泊まる時はいろいろと無防備なので相応の覚悟をして行こう。
それではまた次の鬼怒川編で!