廃墟探訪in栃木 鬼怒川の廃墟・前編
こんにちは、りゅうこつです。
今回は栃木旅行の鬼怒川の廃墟編である。画像が多いので「鬼怒川編」を前後編に分けて書きたいと思う。前回のウエスタン村編は下記リンク。
ウエスタン村では「廃墟が微妙」「飲食店がない」「変なやつがいる」等のネガティブな内容が多く、栃木や北関東連邦の人々にとっては微妙な内容だったかも知れない。しかし今回は栃木の魅力を全面に押し出した内容になると思う。
タイトルにもある通り、テーマは「鬼怒川温泉」の廃墟についてである。鬼怒川は温泉が有名であるが、90年台のバブルで乱立した温泉宿群がバブル崩壊で大量に廃業して、放置されたままになっている。
つまりウエスタン村と同じ境遇だ。栃木では、宇都宮の商店街に行ったときもラブホの廃墟があったし、大谷資料館に行く途中も工場の廃墟があったし(大谷資料館自体も廃墟みたいなもんだが)、まだ行ったことはないが足尾銅山やその周辺施設の廃墟も有名であるので、もはや栃木県≒廃墟だ。
廃墟ってどうやって入るの?
今回探索した廃墟は「鬼怒川温泉駅」と「鬼怒川公園駅」を繋ぐ道の中間あたりにある2棟の温泉旅館。駅から徒歩15分程度という手軽な距離に廃墟があることこそ栃木の魅力。腐海とともに生きる風の谷の住人のような 無頓着さ たくましさである。
あまりしないほうが良い話題かもしれないが、廃墟に赴こうと思っている人は「廃墟って入れるの?」という疑問が頭をよぎると思う。今回の2棟に関して言えば、正面の扉が開けっ放しなので簡単に中を見物することができる。
それでは廃墟の中を、撮影した写真とともに紹介していこうと思うが、予め断っておくと私は低性能のスマホカメラとTwitterの画像補正機能のみを使って写真を作成しているので、特に暗闇でのノイズや逆光の白飛びなどはかなりひどい。そのあたりの未熟さは温かい目で見守ってほしい。
廃墟写真集 鬼怒川・前編
最初に潜入したホテルは、立地的な問題なのか湿気が少なく、多くの部屋は驚くほど綺麗な状態が保たれている。絵画やテレビ、浴衣にシャンプーなど、ほとんどの設備は残されたままであり、恐らくこのホテルはオーナーの夜逃げなどで突然廃業したのだろう。まさに時間が止まったままという感覚だ。
ホテル内にはクラブやカラオケなどの娯楽施設があり、案内パネルでは当時の様子が伺える。
2棟のうちの最初のホテルの見どころは、この放置されたままの事務所である。
先程も書いたがこのホテルはかなり唐突に廃業したらしく、事務所の書類の山には「債権差押命令」や「請求債権目録」、民事裁判の成り行きを記した書類など、裁判所からの手紙が大量に残されたままになっているので、いかに切羽詰った状況だったかわかる。さらに元従業員の履歴書や退職金に関する書類、記念写真や通帳などとにかく全てがそのままであり、ちょっとしたサスペンスが冒険心を掻き立てる。壮絶なまでに不謹慎だが。
2棟目のホテルはまた次回
いかがだったろうか?
はじめに2棟のホテルを探索したと言ったが、これらの写真は1棟目のホテルのもののみである。途中でも述べたとおり比較的湿気が少なく腐食具合も大したことはない。
人間が突如いなくなったというような幻想的な雰囲気を感じるには素晴らしい場所だし、あまり危険な場所を歩きたくないという人には最適だが、もっとガチな崩れかけを見たいという人にはすこし物足りないかも知れない。
もったいぶるようで申し訳ないけど、次回では2棟目のガチで崩れかけの廃墟の写真を載せたいと思うので、ぜひ見てほしい。個人的には写真の雰囲気は2棟目のほうが自信がある。
それではまた次回!
↓後編