りゅうこつの隔離病棟

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エホバの証人と仲良くなるとどうなる?

こんにちは、りゅうこつです。

 

みなさんは一人暮らしの経験があるだろうか?

親元を離れ、気ままで自由な一人暮らし。自由を得るためには炊事洗濯掃除を自分でこなし、家賃や税金を自分で管理する必要もあるが、実際に暮らしてみるまでなかなか気づかないのは外敵の侵入である。

外敵にも様々あるが、有名なところではNHKの集金、新聞やネット契約などの飛び込み営業、そして宗教勧誘だ。

 

私もそれなりの期間一人暮らしをしているが、その中でも宗教勧誘、特にエホバの証人についての出来事が今回のテーマである。

 

あまり馴染みがない人に説明をすると、エホバの証人とはどの国、どの地域に住もうが必ず定期的に家へ訪ねてくる、世界的に見ても勧誘活動がやたら積極的な宗教である。教義は基本的にキリスト教を元にしているので、よく見るような聖書を携えており、話す内容の殆どはアダムとイブだとかモーセが海を割ったりだとかの有名な聖書の寓話についてである。

 

カトリックとは違い、エホバの証人は基本的に聖書に書かれていることを重要視するが、じゃあプロテスタントみたいなものなのか?というと似て非なる教義である。わかりやすい部分では「三位一体」を信じていないという点が大きな違いとされている。

 

三位一体とは、「父(=父なる神)・子(=子なるキリスト)・霊(=聖霊)」を指し…

 

あかんこれ長くなるわ

このままではどっちが宗教勧誘なのかわからなくなるので本題に入ろう。要するに一般的なキリスト教徒からすれば彼らは異端者であり、逆にエホバの証人もまた一般的なキリスト教徒を敵とみなしている、ということがわかっていただければ良い。

 

引きこもりの脆弱性を突くエホバの証人

 引きこもりはエホバの証人に対して脆弱だ。なぜなら、エホバの証人は自宅にいる人間に対して攻撃するが、引きこもりはいつも自宅にいるからである。

 

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「引きこもり、エホバの証人、空き巣」の三すくみ

 

私の一人暮らし大学生生活は、最低限の授業以外はほとんど家に引きこもっていたので、その脆弱性を突くようにみっちりと週に一度のペースでエホバの証人が訪ね続けてきたのである。彼らはいつもその捉えどころのない不気味な笑顔で迎えてくれた。

 

話に聞いてみると、この直接訪問するという勧誘行為は趣味でやっていると言うより、エホバの証人の義務として担当区域を割り当てられているようである(当然報酬は無い)。そして、訪問される側のほとんどの人間にとっては宗教勧誘など興味が無いどころか迷惑行為であり、いい顔はされないだろう。中には怒鳴ったり暴力を加える人もいるかもしれない。

 

しかし、私はあまり邪険に扱うことはできなかったし、大学生時代はかなり時間を割いて説法を聞いていたのである。そもそも暇だし。

そこで皆さんには、根気よくエホバの証人の話を聞いてあげた時にどのようなメリットがあるのかを紹介したいと思う。

 

エホバの証人と仲良くなる3つのメリット

1.白熱の議論バトルが楽しめる

エホバの証人は布教しに来るくらいなので、当然聖書に詳しい。特に私の家に来たような幹部クラスは聖書の引用をそらで言い、実際に聖書のその部分を開いてみせるという芸を披露してくるので、聖書や神に対する生半可なツッコミは通用しない。手強い相手だ。

 

もっとも、彼らにも弱点はある。それは常に聖書の記述を根拠に議論していることであり、逆に言えば聖書が絶対に改変されておらず正しいという大前提の上に喋っている

 

もともと聖書というのは超分かりづらいヘブライ語で記述されており、最初に解読した時点でわからないことだらけなのだ。有名な部分では神の名前を示すテトラグラマトンがある。

要するに、神の名前「YHWH」がなんと読むのかもはっきりしていない。そんな状況で、幾度もの翻訳や、数千年に渡る利害関係の中改変されないという根拠があるのだろうか?

 

もっとはっきり言えば、エホバの証人の使っている聖書とカトリックプロテスタントの使用している聖書は記述がもう既に違っている。ただ、これを言ってしまうと話が終わってしまうため、あくまで議論バトルがしたいのであれば野暮なことは言わないでおこう。

 

2.聖書や教材をくれる

ある程度の信用を得ると小さな聖書教材をくれるが、さらに話を聞くとあの分厚い聖書をプレゼントしてくれる。

前述の通り、実はこのエホバの証人用の聖書は普通の聖書と少し記述が違っているため、聖書マニアにとってはちょっぴり価値のあるものなのだ。

そして、自分は見たことがないが、エホバの証人が配る教材の中には一冊2万や10万で買い手がつくものもある。たかが配りモノと侮れない。

 

ちなみに聖書をもらえるまで信用を勝ち取るにはただ話を聞くだけではだめである。私の場合は玄関に座るための座布団や、暑い日には飲み物も用意してあげたので、それぐらいの覚悟は必要だ。

 

3.ベテルに連れて行ってくれる

エホバの証人は普段は教会で集会を行っているが、以前私の住んでいた付近である海老名にはベテルというエホバの証人の巨大施設がある。

 

一度誘われて行ってみたことがあり、信徒が一定期間宿泊できる施設や教材を作るために使用するスタジオなどが見物できた。特に印象的だったのは巨大な印刷機械であり、日本で使用する印刷物だけでなく、周辺諸国のための印刷物もここで一度に刷って輸送しているという、ドイツ製の超巨大印刷機である。(世界に7台しかないらしい)

 

巨大宗教施設と聞くとワクワクするかもしれないが、エホバの証人の施設は基本的に外見は質素な作りであり、ものすごく珍しいものが見れるということはない。正直よほど暇でなければ行かなくていいであろう。

 

総括

いかがだっただろうか?少しはエホバの証人を迎え入れてあげよう、話を聞いてあげようという気持ちになっていただけただろうか?

ここまで読んでいれば気づくだろうかぶっちゃけメリットは全然ないので暇でなければ丁重に追い返してあげよう。

 

ちなみに、私が神を信じているかどうかという点に関して語ると、「神様はいると思うけど、特定の宗教が的を得たことを言っているとは思えない」というスタンスだ。

多くの人は「神はもしかしたらいるかも知れないけど、多分いない」ぐらいの考えだと思うけど、「どんな形態かはさっぱりわからないけど、いることはいる!!」という、ちょっと一歩踏み込んだ考えを持つと「困った時の神頼み」の説得力が飛躍的にアップするというライフハックである。

 

みなさんも試してみては?それではまたいつか!